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在米の統一教会信者秀のブログ 95年8月~96年3月7つの鍵で施錠されたマンションの高層階で監禁下での脱会説得を経験。

   

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実録 アサノさん拉致監禁 2ヶ月間の闘い

アサノさんの拉致監禁について新たに情報が入った。
既報と合わせて記事にする。 

まず、アサノさんのケースが拉致であり、監禁であることの要素、理由は以下 のとおり。

1. 取り押さえられ強制的にワゴン車に乗せられた。
2. 家族ではない見知らぬ男2名が関与
3. マンションは高層階の1室で、退出できないよう様々な細工が施されていた。
4. バック、財布、携帯電話が取り上げられ、外部との連絡が取れなくされていた 

実録 アサノさん拉致監禁 
自宅にて
アサノさんは、元旦に秦野市の実家でご両親と夕食を食べいました。
夕食後、それまで姿が見えなかった兄2人と叔父さんが入ってきました。
アサノさんは、「まずい、拉致監禁だ」と直感されたそうです。

敬称略
家族 :「おまえの信仰の話がしたい。」
    「おまえには統一教会のことを話す義務がある。」
アサノ:「この場で話し合いをする。」
家族 :「ここでは、話ができないから場所を変えて話そう。」 
アサノ:「絶対に嫌だ。話し合いだったらここでもできるだろう。」
家族 : 「ここでは、統一教会の人が来るだろう。」
アサノ: 「来ないよ。絶対いかない。」  

こんな押し問答が1時間くらい続いたようです。
家族の言葉は、マニュアル通りと言って良いほどおなじみの文言がつづきますね。

押し問答に痺れを切らしたのか、アサノさんは腕をつかまれ強制的に移動させられます
アサノさんは激しく抵抗しますが、次男さんに取り押さえられてしまいます。*1

まぁ、抵抗しても無理な場合は、隙をみて逃げるという方向になります。

どころが!

強制的に外に連れ出されたアサノさんが見たものは、60代と40代の見知らぬ男性2人が待ち構えている姿。
そして、ぎりぎりまで寄せてあるワゴン車
アサノ家玄関から車道までは階段があり、階段の両サイドは壁という構造ゆえ、玄関からワゴン車までは一直線で逃げ道がない。極めて逃げるのが困難な状況です。
しかも、ワゴン車にアサノさんを押し込んだのは家族ではない60代男性*2
手を振り払ったら、睨んできたそうです。
ワゴン車の前後は別の2台に挟まれ、所沢に向かいます。

監禁部屋 パークサイドヒルズ 所沢
アサノさんが監禁されたのは私が思った通りの間取りの部屋だった。また、リビング入り口にあるドアは、玄関側(洋室2つとWCの間)に移されていた。
和室がアサノさんの滞在した部屋、アサノさんの位置からはドアは見えない。LDKに家族ご両親と2人の兄、5.5帖の洋室に叔父、4.5帖の洋室に2人の見知らぬ男達の配置。就寝時には父親がドアの前で寝ている。
バルコニー内側の障子が途中までしか開かないよう改造され、2ヶ月の間1度もバルコニーのサッシは開かれることはなく、洗濯ものは居間の窓の前で干されていた。
和室の引き戸は取り外されており、アサノさんが1人になれるのは、トイレ、浴室そして押入れの中だけであった。
 

監禁のはじまり
監禁部屋に入れられたアサノさんはショックを受け、泣きながら「拉致監禁」だと抗議しますが、家族は「これは話し合いだ。」の一点ばり。
ショックから少し落ち着いたのかアサノさんは、拉致に加担した見知らぬ男達がマンション内にいることに気づきます。
この2人はアサノさん怒りの抗議の末、そそくさと退散します。
叔父さんも翌朝には帰ります。

バック、財布、携帯電話が取り上げられ、外部と連絡が出来なくされてしまったアサノさん。
「自分の嫁さんが心配しているから、葉書を出させて欲しい」と嘆願します。
一度は、「葉書くらい、いい。」とOKが出ます。
しかし、朝でた書いていいという許可は、その日の昼にはダメに変わってしまう。*3

理由は、「統一教会の人に暗号とかあったら大変だから。」
アサノさんは、「葉書を書いて統一教会のメンバーを安心させた方が得策」と説得しますが、結局葉書を出す許可は出されませんでした。
約束を反故にする家族。アサノさんには不信感がつのったであろうことは、想像に難しくない。

監禁中に原理講論を訓読 姿を見せない脱会屋
懸命に抗議し続けるアサノさんですが、家族は「これは話し合いだ。」の一点張り、監禁下で受ける重圧に、「原理講論を読もう。」という誘いに従わざる得なくなります。

それから、お父さんが原理講論を読み、お母さんが聖書の引用部分を読んでいくというスタイルで”訓読”が進んでいきます。

いつものパターンだと、家族は、「よくわからないから、くわしい人に来てもらおう。」と言って、脱会屋、牧師の登場となります。
でも、今回はその脱会屋はアサノさんの前には現れません。

家族の「原理ではこれはどういうことなんだ?」いった質問に
「読んでほしいなんて頼んでない、こんなところに連れ込んで勝ってに読んでいるのだから反論は許されない。」
「こんなところで原理講論が正しいかどうか確かめるな。フェアじゃない。」etc....

端的に言って「話し合い」になっていない。そもそも、拉致され、監禁されて「話し合い」というのが間違いの元なのだ。

姑息な手法
過去、確か今利さんの裁判で「部屋にトランプがあって娯楽があったから、監禁じゃない。」という論法を被告側が使ってきたことがあったと記憶しているが、、、。

今回は”散歩”である。家族で外に出たのだから監禁じゃないと言いたいのだろう。
しかし、もちろん1人で自由に外出できたのではない。家族が全員揃った時に、その監視の中外出している。
アサノさんが、自宅で次男さんに取り押さえられていることを思い出していただきたい。

逃走に失敗すれば、監禁はより強固なものとなるのは必至でとてもリスクが高い
監禁部屋からの脱出に失敗して鍵を7つ付けられた私はよく実感できる。


さて、監禁部屋の外での動きです。
婚約者さんはEMAILをしますが、アサノさんと連絡がとれません。
教会のメンバーが実家を訪ねますが、誰もいないようでした。
そこで、所轄の秦野署に相談に訪れますが、実家に電話はしてくれたもののその後は特に何も起きませんでした。
それで、アサノさんの住民票所在地の所轄高井戸署で事情を説明、高井戸署「行方不明届け」受理します。

最後3日間の攻防
原理講論は読み終わりますが、アサノさんは解放されないばかりか、家族は何も言ってこなかったようです。アサノさんは、壁や柱を激しく叩いて、「いつになったら出られるのか!」と激しく抗議します。 

家族 :「原理講論の内容でわからないところがある。メシアはきているのか。」
「原理講論について本当に真理なのか知りたい。真理だったら統一教会に入らいとけないじゃないか。私は地獄に行きたくない。」「真理かどうか確かめてから統一教会に言ったらいいんじゃないか。」 
アサノ:「統一原理が真理だと思うなら教会に来たらいいし、思わないなら統一教会に来なくていい。」「こんなところでは確かめない。」「原理講論を頼んでもいないのに読んで、しかもこんなところに連れ込んで息子の心を傷つけた。」「信仰は個人の自由だ。」
「私には、将来結婚の約束をしたお嫁さんがいる。私はその人を愛している。」

アサノさんは、「明日帰る」と宣言、その後夜通し訴えた。

朝がきて、「もう、勝手にしていい」と言われ解放が決まる

若干の感想
今回、脱会屋(牧師かも)が現れなかったのは、アサノさんの対応もさることながら、「後藤裁判」での敗訴が大きく影響しているものと考える。
それでいて、脱会屋が関与していると断言しても良いと言えるのは、「話し合い」と称して拉致して、監禁部屋に連れ込む一連の行動がマニュアル通りゆえ。

比較的”短期間で解放されたのは、高井戸署が「行方不明届け」を受理し、家族に連絡したからであろう。大体、無断欠勤をして所在がわからないという状況で受理しなかった秦野署はその名を「国境なき人権のニュースレター」により世界中に轟かせてしまった。
誤解なきよう付け加えるがアサノさんが監禁された期間をけして短かく、大したことがないと思っているわけではない。2ヶ月監禁という時間は十分気が狂いそうになる期間、PTSDが発症しても何ら不思議ではない。

もし、「話し合い」であれば、バック、財布、携帯電話が取り上げられねばならない理由はない。アサノさんにしても、自宅での「話し合い」には応じる意思は示している。それを無視して強制的に連行しなくてはならない理由などあるまい。
また、ドアを移動させる必要もないし、ドアの前で誰かが寝る必要もないだろう。
それに、いくら寒い季節といえども、2ヶ月間1度もバルコニーのサッシが開けられないという不自然なことも起きない。天気の良い日ならベランダで洗濯ものを干すだろうし、換気もするだろう。不自然極まりない。
アサノさんにしても、自宅での「話し合い」には応じる意思は示している。それを無視して強制的に連行しなくてはならない理由はなにか?

「ここでは、統一教会の人が来るだろう。」だ?
記憶がたしかであれば、某牧師は、裁判で「実際、統一教会員が押しかけてきたという事例はあったか?」という質問に「ない。」と答えていたはずだが?


「統一教会の人に暗号とかあったら大変だから。」これに至っては爆笑もの。
もし、監禁されておらず、自由な身であれば”暗号”などを使う必要なんて微塵もないのだ。
つまり、アサノさんはその意思に反し監禁されていたといっているに等しい。

*1 どの程度の腕前かはわからないが、アサノさんは柔道の心得があるようだ。その彼を取り押さえた次兄は、マッチョ系の公務員(後は想像力で)、強制的に連行できるように力あるものの「拉致監禁」にはより強い力あるものを複数用意する。

*2 60代の男が、後藤徹さんのお兄さんに似ているらしいという情報があったので、後藤徹さんに問い合わせてみた。大昔の水茎会関係者の写真を見せたところ「まあ、この中で言えばこの人に似てるかも」といった程度で可能性はとても低いとのことなので、違うのだろう。

*3約束が反故にされた経緯は、家族に反対するものがでたことになっている。しかし、脱会屋による指示で変わった可能性は高い。


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感謝です。

  • by 米本
  • URL
  • 2015/04/13(Mon)09:44
  • Edit
 秀さん、秀逸なルポありがとうございました。
 いずれ、火の粉ブログにも転載させていただきます。そのときはよろしくお願いいたします。

統一教会 会員の心得

世界基督教統一神霊協会(以下、「統一教会」という)の会員は、真の愛、真の生命、真の血統の根源である神様と真の父母様を中心とする理想家庭を通して、世界平和を実現するという当法人の目的を達成するため、日々の信仰生活で統一原理の教えを実践し、神様の真の愛の相続と、人格完成と、真の家庭建設を目指します。  
また、統一教会活動に際しては社会的責任を果たし、以下のことを遵守します。

1.会員は、常に「ために生きる」奉仕の生活を心がけ、統一教会の発展だけでなく、公共の福祉と日本の繁栄に寄与し、世界平和の実現に貢献します。
2.会員は、「父母の心情、僕の体」の精神で人格完成を目指し、高い品性、倫理観、道徳観を備え、法令を遵守し、社会の模範となるように努めます。さらに、「家庭は愛の学校」という精神にのっとり、真の家庭を築きます。

3.会員同士は、真の愛と尊敬心をもって相互に信頼しあい、公平かつ真摯に対応し、神様を中心とした真の兄弟姉妹の愛の拡大に努め、人権を尊重します。
4.会員は、自主的に行う個々人の活動に関しては、あくまで自身の責任において実行し、公序良俗に反する行いは厳に慎みます。また、活動上知り得た個人情報の保護に努めます。

5.会員は本心得その他、統一教会の定める規定等を誠実に遵守し、統一教会の発展及び会員同士の共生共栄共義に努めます。
以上 (2009年6月24日発表)

SBS『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』

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徳野通達

教会員の献金奨励・勧誘活動及びビデオ受講施設等における教育活動等に対する指導について
真の愛、真の生命、真の血統に基づく真の家庭実現を通して平和理想世界を実現するという当法人の目的を実現するために、より社会的に模範となる運動を一層推進拡大し、更に多くの人の理解と参加を得ていくことが願われています。

これまで当こ法人を被告とする一部の民事裁判等において、伝道や献金勧誘行為に関わる教会員の行為が不法行為と認定され、当法人に使用者責任が認められてきました。そこで当法人としても教会員の活動に対して、以下のような一定の指導基準を設け、指導を進めることに致しました。 つきましては教会員の献金奨励・勧誘行為、及び教会員が自主的に設立・運営するビデオ受講施設における統一原理を用いた教育活動について、教会指導者である皆様におかれましては、以下のような指導基準の趣旨を十分にご理解頂き、指導を進めて頂けますようお願い致します。
第1 教会員の献金奨励・勧誘活動についての指導基準   これまで教会員が信徒会等の活動の一環として献金を奨励・勧誘する際に、家系図等を用い、先祖の因縁ないし先祖解放等を理由に献金の必要性を説くようなことが一部行われてきたようです。

しかしながら、当法人に対する民事裁判においては、このような行為が、目的・方法・結果において社会的相当性を逸脱する不法行為と認定され、当法人の使用者責任が問われてきました。本来、当法人への献金は、『信仰生活と献金』(光言社発行)で説かれているとおり,統一原理を学び信仰に至った結果、自らの自由意思で行われるべきものであり、あるいは、主の路程、及び統一運動を学んでその趣旨・目的に賛同した結果として捧げるべきものです。 そこで今後は以下の事項をこれまで以上に遵守するよう指導してください。   献金と先祖の因縁等を殊更に結びつけた献金奨励・勧誘行為をしない。また、霊能力に長けていると言われる人物をして、その霊能力を用いた献金の奨励・勧誘行為をさせない。
教会員への献金の奨励・勧誘行為はあくまでも教会員本人の信仰に基づく自主性及び自由意思を尊重し、教会員の経済状態に比して過度な献金とならないよう配慮する。 献金は、統一原理を学んだ者から,献金先が統一教会であることを明示して受け取る。 上記1,2,3について教会指導者(地区長、教区長、教域長、教会長)が責任を持ち、教会員の献金奨励・勧誘行為において、教会員等による社会的な批判を受けるような行為が行われないよう指導・監督する。

第2 教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等についての指導基準   これまで、教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等については、当法人とは法主体の異なる信徒会の活動の一環であったため、当法人は教会員の信仰活動の自由の観点からその自主性を尊重し、指導・監督を行ってきませんでした。しかしながら、これまでの民事裁判の判決においては、教会員等が自主運営するビデオ受講施設等において行ってきた勧誘活動について違法性が認定されたものがあり、当法人に対して使用者責任が問われてきました。そこで、今後は教会員が自主運営するビデオ受講施設等における勧誘及び教育活動等についても、以下の事項が遵守されるようご指導下さい。   
勧誘目的の開示 教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等における教育内容に統一原理を用いる場合、勧誘の当初からその旨明示するように指導して下さい。また、宗教との関連性や統一教会との関連性を聞かれた際には、ビデオ受講施設等の運営形態に応じた的確な説明ができるよう、ご指導下さい。 法令遵守(コンプライアンス) 特定商取引法をはじめとする法令違反との批判を受けないよう配慮して下さい。例えば、教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等で受講料を徴収する場合には最初からその旨明示し、受講契約書等必要書類を交付しなければなりません。また、勧誘に際しては、「威迫・困惑させた」「不実を告知した」と誤解されるような行為がないよう、注意して下さい。  

以上に関して、皆様のご理解・ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。 以上 2009 年 3 月 25 日 世界基督教統一神霊協会 会長 徳野英治

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