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秀のブログ

在米の統一教会信者秀のブログ 95年8月~96年3月7つの鍵で施錠されたマンションの高層階で監禁下での脱会説得を経験。

   

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秀 監禁される 11 あとがき

あとがき

私の体験記「秀 監禁される」を最後まで読んでくださった読者の皆様、大変ありがとうございました。
私は、ただ事実あったことをそのままに、その当時考えたこと、思ったことをそのままに書きました。そこには誇張も演出もありません。ありのままです。

偽装脱会せず、信仰を捨てずに監禁マンションから出てこれたのには、いわゆるマインド・コントロールというものが、カルトと呼ばれる教団特有のものではなく、あらゆる思想、哲学、宗教にあるということを、牧師に同意させることができたことも、重要な要素だったと思っています。
私も最初は、自分はマインド・コントロールなどされていないと主張ました。しかし、決して受け入れられることはありませんでした。
それどころか、ますます、マインド・コントロールされていることにされてしまいました。
それで、発想自体を変え、(牧師らの言う)マインド・コントロールがあるとしたら、という観点で論理を構築してみました。その結果、結論は、マインド・コントロールがあるとしたら、あらゆる思想、哲学、宗教にあるという結論に至りました。
「マインドコントロールがあるから統一教会はカルトなのだ。」という主張が崩れたということです。
すると、「良いマインドコントール」と「悪いマインドコントロール」がある論を展開してきました。しかし、都合が悪くなると統一教会は云々と延々と批判していたそのものを自ら演じてしまったのですから、残念ながら、もう説得力がまるでなくなっていました。

この忌まわしい体験を通して思うことは、「監禁部屋」を用意して、「拉致・監禁」をしなくてはならないほどのことなのか?ということです。
なぜなら、監禁部屋の中で行われたその大半、いえすべては自由な環境、自宅で可能なことばかりです。

最初から脱会ありきではなく、本当に統一教会員となった子供のことを理解したいと思うなら、「拉致・監禁」は不要です。
統一教会憎し、最初から脱会ありき、ゆえに、「拉致・監禁」せざる得なくなります。

「保護・説得」という”美名”をつけた「拉致・監禁」が、いかに異常な世界を作り出すか考えてみてください。

「拉致・監禁」をすれば、その過酷さゆえ、確かに脱会率は高くなるでしょう。
しかしながら、副作用があまりに大きく、取り返しがつきません。
「拉致・監禁」が原因でおこるPTSD、マンション高層階での監禁では、転落事故もおきています。
脱出不可能な状況に絶望して、自ら命を絶ってしまった女性信者もいます。
本当に、子供のためになっているでしょうか。

「このまま統一教会にいたら、いつか犯罪者になってしまう。」というのが、「拉致監禁」の口実ですが、私は20年以上統一教会員をやっていますが、犯罪者などにはなっていません。
「拉致監禁の根絶」には、法令尊守が不可欠、絶対条件であることに異存はありません。
しかし、あいつの背景がこうだから、いつか犯罪者になるかもしれない。だから、監禁して良いということにはなりません。そういった当たり前のことが、当たり前でなくなる。
反カルトのカルト性といわれるゆえんでしょう。

同じように、「合同結婚式での結婚は”絶対”に不幸になる。」これも、さんざん監禁マンションの中で、聞かせれました。
確かに、合同結婚式ゆえに、苦労している人もいるのは現実です。傍目から見たら、不幸と見える。あるいは、実際不幸なケースもあるでしょう。
しかし、そこを絶対と言ってしまうところが、大きな間違いです。
一般的な結婚でも、不幸になる人、幸せな人がいるように、合同結婚式でも、不幸になる人もいるかもしれませんが、幸せな家庭、家族を持つ人もたくさんいるというのが正解です。

今回、本編に書ききれなかったエピソードの一つがあります。
逃げ場のない監禁部屋で、心身喪失状態の母に包丁を突きつけられたことがあります。
後日、私の必死の抗議に牧師らは何事もなかったかのように全く意を返さずでしたが、死を覚悟するのにあまりある恐怖体験でした。

また、説得者と呼ばれる「自称カウンセラー」に強姦されたり、その愛人にされてしまう女性信者までいるのも紛れもなく現実です。

このような異常な世界が、はたして親子の会話の場と言えるのか? 断じて違うと思います。

「保護・説得」という美名でオブラートに包んでみても、行われている実態は「拉致・監禁」という犯罪行為以外のなにものでもありません。
「売春」を「援助交際」といってみても、実態は紛れもなく「売春」であるというのと、より悪質ということくらいで何が違うというのか、、、。

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脱会者の立場から

  • by 奈々草
  • URL
  • 2014/07/12(Sat)18:44
  • Edit
読みごたえある体験記、ありがとうございます。
私は、拉致監禁により、脱会しましたが、秀さんと同意見です。

統一教会がどんなに問題ある団体でも、拉致監禁すべきではありません。

反対派の親達への教育は異様です。
監禁下の信者への説得も、最初は原理の間違いの話しですが、だんだんと統一教会のあることないことが語られます。
私が監禁された時は、オウムのサリン事件後でしたので、「オウムより怖い」と言ってました。
統一教会を怖ろしい凶悪団体のように言い、それを聞かされたら、確かに親はおかしくなるし、拉致監禁決行しても致し方ないだろうな、と思いました。

その凶悪団体と戦っていた(?)説得者の方、始終統一教会に命狙われると申してましたが、あれから20年近くたった今も、元気で生きてます。


秀さんの今後のブログ、楽しみにしています。

統一教会 会員の心得

世界基督教統一神霊協会(以下、「統一教会」という)の会員は、真の愛、真の生命、真の血統の根源である神様と真の父母様を中心とする理想家庭を通して、世界平和を実現するという当法人の目的を達成するため、日々の信仰生活で統一原理の教えを実践し、神様の真の愛の相続と、人格完成と、真の家庭建設を目指します。  
また、統一教会活動に際しては社会的責任を果たし、以下のことを遵守します。

1.会員は、常に「ために生きる」奉仕の生活を心がけ、統一教会の発展だけでなく、公共の福祉と日本の繁栄に寄与し、世界平和の実現に貢献します。
2.会員は、「父母の心情、僕の体」の精神で人格完成を目指し、高い品性、倫理観、道徳観を備え、法令を遵守し、社会の模範となるように努めます。さらに、「家庭は愛の学校」という精神にのっとり、真の家庭を築きます。

3.会員同士は、真の愛と尊敬心をもって相互に信頼しあい、公平かつ真摯に対応し、神様を中心とした真の兄弟姉妹の愛の拡大に努め、人権を尊重します。
4.会員は、自主的に行う個々人の活動に関しては、あくまで自身の責任において実行し、公序良俗に反する行いは厳に慎みます。また、活動上知り得た個人情報の保護に努めます。

5.会員は本心得その他、統一教会の定める規定等を誠実に遵守し、統一教会の発展及び会員同士の共生共栄共義に努めます。
以上 (2009年6月24日発表)

SBS『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』

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教会員の献金奨励・勧誘活動及びビデオ受講施設等における教育活動等に対する指導について
真の愛、真の生命、真の血統に基づく真の家庭実現を通して平和理想世界を実現するという当法人の目的を実現するために、より社会的に模範となる運動を一層推進拡大し、更に多くの人の理解と参加を得ていくことが願われています。

これまで当こ法人を被告とする一部の民事裁判等において、伝道や献金勧誘行為に関わる教会員の行為が不法行為と認定され、当法人に使用者責任が認められてきました。そこで当法人としても教会員の活動に対して、以下のような一定の指導基準を設け、指導を進めることに致しました。 つきましては教会員の献金奨励・勧誘行為、及び教会員が自主的に設立・運営するビデオ受講施設における統一原理を用いた教育活動について、教会指導者である皆様におかれましては、以下のような指導基準の趣旨を十分にご理解頂き、指導を進めて頂けますようお願い致します。
第1 教会員の献金奨励・勧誘活動についての指導基準   これまで教会員が信徒会等の活動の一環として献金を奨励・勧誘する際に、家系図等を用い、先祖の因縁ないし先祖解放等を理由に献金の必要性を説くようなことが一部行われてきたようです。

しかしながら、当法人に対する民事裁判においては、このような行為が、目的・方法・結果において社会的相当性を逸脱する不法行為と認定され、当法人の使用者責任が問われてきました。本来、当法人への献金は、『信仰生活と献金』(光言社発行)で説かれているとおり,統一原理を学び信仰に至った結果、自らの自由意思で行われるべきものであり、あるいは、主の路程、及び統一運動を学んでその趣旨・目的に賛同した結果として捧げるべきものです。 そこで今後は以下の事項をこれまで以上に遵守するよう指導してください。   献金と先祖の因縁等を殊更に結びつけた献金奨励・勧誘行為をしない。また、霊能力に長けていると言われる人物をして、その霊能力を用いた献金の奨励・勧誘行為をさせない。
教会員への献金の奨励・勧誘行為はあくまでも教会員本人の信仰に基づく自主性及び自由意思を尊重し、教会員の経済状態に比して過度な献金とならないよう配慮する。 献金は、統一原理を学んだ者から,献金先が統一教会であることを明示して受け取る。 上記1,2,3について教会指導者(地区長、教区長、教域長、教会長)が責任を持ち、教会員の献金奨励・勧誘行為において、教会員等による社会的な批判を受けるような行為が行われないよう指導・監督する。

第2 教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等についての指導基準   これまで、教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等については、当法人とは法主体の異なる信徒会の活動の一環であったため、当法人は教会員の信仰活動の自由の観点からその自主性を尊重し、指導・監督を行ってきませんでした。しかしながら、これまでの民事裁判の判決においては、教会員等が自主運営するビデオ受講施設等において行ってきた勧誘活動について違法性が認定されたものがあり、当法人に対して使用者責任が問われてきました。そこで、今後は教会員が自主運営するビデオ受講施設等における勧誘及び教育活動等についても、以下の事項が遵守されるようご指導下さい。   
勧誘目的の開示 教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等における教育内容に統一原理を用いる場合、勧誘の当初からその旨明示するように指導して下さい。また、宗教との関連性や統一教会との関連性を聞かれた際には、ビデオ受講施設等の運営形態に応じた的確な説明ができるよう、ご指導下さい。 法令遵守(コンプライアンス) 特定商取引法をはじめとする法令違反との批判を受けないよう配慮して下さい。例えば、教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等で受講料を徴収する場合には最初からその旨明示し、受講契約書等必要書類を交付しなければなりません。また、勧誘に際しては、「威迫・困惑させた」「不実を告知した」と誤解されるような行為がないよう、注意して下さい。  

以上に関して、皆様のご理解・ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。 以上 2009 年 3 月 25 日 世界基督教統一神霊協会 会長 徳野英治

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