山崎浩子さんが脱会記者会見をしたのは1993年4月21日のこと、23年前のこと。 私、秀の”コレクション”には山崎浩子さんの「愛が偽りに終わるとき」もあります。 Daily Shicho 2016年5月5・12日ゴールデンウイーク特大号 掲載の記事からの引用 <引用はじめ> 華やかな新体操の世界にあって、「彼女」はどこか翳(かげ)りを帯びているように感じられるという……。新体操日本代表、通称「フェアリージャパン」。リオ五輪に挑む彼女たちを率いるのは強化本部長の山崎浩子氏(56)だ。彼女が統一教会脱会記者会見を開いたのは、今から23年前のゴールデンウイーク直前のことだった。 まず、フェアリージャパンについて、
「山崎さんの功績もあり、昨年の世界選手権で40年ぶりに団体種目別リボンで銅メダルを獲得。リオ五輪でも、もしかしたらメダルに手が届くかもしれません」
と、スポーツ紙の新体操担当記者が解説する。一方、
「正直に言ってメディア対応が素っ気ない彼女は不評を買っています。やはり、『例の騒動』が尾をひいているんでしょうね」
1992年8月、美貌の元新体操選手として人気を誇った山崎氏は文鮮明氏率いる統一教会の合同結婚式に参加。彼女が霊感商法などで悪評を轟かせていた教会の「広告塔」となっている姿に世間は騒然となった。*1
「あの山崎浩子さんを脱会させるとなれば、統一教会が必死に止めにかかるのは容易に想像がつきました。だから実は最初、彼女を脱会させるのは無理だろうと思っていたんです」
こう振り返るのは、それ以前から他の会員の脱会を手助けしていた牧師の杉本誠氏(67)だ。だが、相談にやってきた山崎氏の姉夫婦や、叔父夫妻までが脱会に向けて戦う意志を見せたことで、彼は「本気」になる。
■「覚醒」の決定打
「合同結婚式翌年の3月、浩子さんが正式に入籍する直前、彼女がひとりになる『空白の時間』があることが分かった。そこでお姉さんが浩子さんを救出し、私は浩子さんに会うことになりました。*2 統一教会がいかに問題組織であるか説明すると彼女はメモを取っていた。教会に戻って、どう説得されたのか報告するつもりだったんでしょう」(同)
しかしその翌日、
「浩子さんに会った仲間の牧師*3によると、彼女は泣いていて、メモを取るのも止めたという。気持ちが揺らぎ始めているのが分かりました。再び私が浩子さんに会い、教祖と信者が性交渉する『血分け教』の無茶苦茶ぶりを説明すると、彼女は号泣。それでも浩子さんは『統一教会を辞めたら、私は殺されるのでしょうか』と怯えていました」*4
こうした杉本氏による脱会活動が知れると、彼には尾行がつき、また「結婚」相手の勅使河原(てしがわら)秀行氏が「逆奪回」に出るなど、事態は混迷を極めた。だが皮肉なことに、この勅使河原氏の行動が、山崎氏を「覚醒」させる決定打となった。
「かつて彼女が勅使河原さんのことを『愛している』などと認(したた)めていた手紙を、彼はテレビで公開。この放送を私は浩子さんと一緒に観ていたんですが、彼女はその場で結婚指輪を外し、ゴミ箱に捨てていました。普通、『妻』の手紙を許可なく公開しませんからね」(同)*5
そして93年4月21日、山崎氏は記者会見を開き、自ら「脱洗脳宣言」をするに至ったのだった。
その後も暫(しばら)く、杉本氏の自宅の近所では、「何者」かによってあらゆる電信柱に中傷ビラが貼られるなどの嫌がらせが続いたという。
「あのまま浩子さんが勅使河原さんと入籍し、完全に同居していたら脱会はまず不可能でした。あそこが最初で最後のチャンスであり、奇跡だったのです」(同)*6
リオ五輪でフェアリージャパンにメダルをもたらし、山崎氏自身も妖精のような真の笑顔を見せることが、杉本氏への最大の恩返しになるに違いない。
「ワイド特集 淑女たちの疾風怒濤」より <引用おわり>
*1 山崎さんは1992年の合同結婚式に参加、脱会騒動は1993年のこと、23年あまり前の話だ。 しかし、未だに、依然として「霊感商法」は統一教会(家庭連合)の代名詞であり、枕詞として使われる。 おそらく、半永久的に、、、。 *2 杉本牧師さん、未だに「救出」といいますか?脱会説得のための実践的・実効的な方法としていたところに従って、逃亡防止措置の実施、外出及び外部との連絡の制限がされていたと容易に推測されます。そして、それを通常「監禁」といいます。 一部始終を映像可視化していたら間違いなく「監禁」と認定されていたでしょうね。 *3 仲間の牧師さんはたしか清水与志雄牧師(日本キリスト教団行田教会)でしたっけ。 清水牧師のことは美津子・アントールさんからよく聞いています。彼が関与しているなら尚更「監禁」だったと強く推認します。 そういえば、行田教会では少なくとも2012年2月12日までは黒鳥、清水裁判支援献金のお願いを続けてましたね。 *4 未だかつて、脱会したため殺された人はいません。自主脱会であろうと拉致・監禁によるものであろうとね。牧師なら正確な情報でそのようなことがないことを説明して不安を解消してあげるべきではありませんか?ああ愚問でした。脱会さえすれば、させればOKでしたね。 *5 この件、山崎さんの著書に書いてあったかなぁ。勅使河原さんの言動については当時の教会内でも賛否があったと記憶があります。しかし、もう四半世紀近くも前の話今更書く必要があるのかは少し疑問。 *6 夫婦は元々は赤の他人。赤の他人には何の権利もありません。でも、入籍して夫婦になると全く話が変わります。赤の他人では警察は(失踪しても)動かないでしょう。でも、夫婦なら動かざる得ません。また、その権利(法的な)は親子を凌駕すると記憶します。そのような観点から杉本牧師の言う「(拉致・監禁という手法で)脱会(させること)はまず不可能」というのは全く正しい。
フェアリージャパンの演技 たしか、リオ五輪では決勝に進んで8位入賞だったかな。 決勝で大技失敗しちゃったんですよね。残念。VIDEO
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