在米の統一教会信者秀のブログ 95年8月~96年3月7つの鍵で施錠されたマンションの高層階で監禁下での脱会説得を経験。
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<記事の引用は全国拉致監禁・強制改宗被害者の会より>
青字は管理人コメント
重要箇所に下線をした。
二か月以上、拘束状態におかれた青年教会員が解放!
昨年12月31日、実家に帰省したのを最後に連絡が途絶え、拉致監禁被害が疑われていた東京・杉並教会教会員のA.T.さん(男性・32歳)が、3月7日、拘束状態から解放されました。
この間、A.T.さんは、二か月以上にわたって職場は無断欠勤、婚約者はおろか知人らとも音信不通状態が続いていました。また、家族が暮らしているはずの実家は、無人状態が続いていました。
関連記事:正月に新たな事件発生か。 東京の成人男性が行方不明
A.T.さんによると、今年1月1日、神奈川県秦野市の実家にて両親と三人で夕食をとった後、突然、両親、二人の男兄弟、叔父、そして見知らぬ男2名の計7名に囲まれ、場所を移動しての「家族の話し合い」を要求されたとのことです。
A.T.さんが「家族の話し合いなら、ここ(実家)ですればいい」と反論するも、家族は「ここでは教会の人が来る。家族だけで話し合いをしたい」と答えました。また、実家から車に乗せられる際には、A.T.さんは見知らぬ二人の男に両脇から左右の腕を掴まれました。移動の際には、別室に置いてあったA.T.さんの携帯電話を取りに行く余裕すらなかったそうです。
拘束期間中、A.Tさんは無断欠勤を強いられた上に、婚約者をはじめ外部との接触ができない状況にあった。携帯電話を取りに行く余裕すら与えられていないことと、合わせて考えれば、情報を遮断されていたといってよい。
”家族の話し合い”なら実家でできるのは当たり前の話だけど、目的が違うから端的に言って「監禁部屋」に移動させる。しかも、明らかに首謀者(脱会を請け負う牧師や脱会屋)が介在しているのが、会話で透けて見えてしまっている。尻尾を出していると言ってもいい。
「家族の話し合いなら、ここ(実家)ですればいい」に対して、「ここでは教会の人が来る。家族だけで話し合いをしたい」というのは、彼らが使う完全にマニュアル化された常套文句の一つ。パブロフの犬のように自動的に出た言葉だ。
記事に描写はないが常套文句に移動する車の中で「行く先はどこか?」に対して「着けばわかる」というのもある。
(監禁された時期も場所も牧師も全く異なるが、美津子・アントールさんと私は全く同じ言葉で対応されていた。)
いずれも、首謀者による”教育”がなされていることが、この言葉でわかる。
加えて、「親子の話し合い」のはずが、2名の見知らぬ男が出てくる(後藤さんの拉致監禁時の状況を思い出してほしい。)。
「見知らぬ二人の男に両脇から左右の腕を掴まれ」、A.Tさんの素性はわからないが、仮にかなり腕っ節が良くても抵抗できない大きなの力で押さえられれば逃げられない。
やっていることは、首謀者から教え込まれた手法による情報の遮断、力づくでの拘束以外の何ものでもない。
移動先は、埼玉県所沢市内のマンション7階。マンション滞在期間中は、二か月以上にわたって、原理講論と聖書を家族で読みながら、原理講論、その聖書解釈について、そして文総裁のスキャンダルにいたるまで、統一教会に対する批判が繰り返されました。母親の精神状態が心配だったA.T.さんは、不本意ながらも家族の要求に従わざるをえませんでした。
行き先の監禁部屋がマンションの高層階というのもマニュアルどおり。これは、かつて低層階の部屋での監禁・拘束の場合、飛び降りて脱出するケースがあったためだ。
高層階から飛び降りることはできない。藤田孝子さんのケースのように脱出不可能な状況に悲観して自殺してしまったケースがあるというのにまだ同じ手口を使う、、。強く怒りを覚える。
「家族の話合い」が、教祖と統一教会に対する批判に終始するという時点で「話し合い」ではなかろう。目的は明らかに改宗させること。その批判内容は首謀者によって徹底的に”教育”されたものであることは疑いの余地がない。
「母親の精神状態が心配だったA.T.さんは、不本意ながらも家族の要求に従わざるをえませんでした。」とあるが、YOSHIさんがブログでこう書いている。
「力ずくで人を拘束しながら、子供の優しい心に付け込み、渋々の同意を得させたかのようだ。」
拉致監禁擁護派は「氏族メシア」という統一教会の考えたを逆手にとってくる。
『「氏族メシア」をしなくてはならないのだから、(監禁下であっても)あなたには説明する義務がある』という風にね。
人のいい教会員ほど、なんとなく義務感、使命感を感じてしまい相手の思うつぼ。
本当は単に不当な拘束(監禁)を受けているだけなんだけど、、、。
家族以外の人物がマンションに現れることはなかったものの、父親が誰かに電話で報告する様子が見られたとのことです。
これはもう笑えない冗談のような話。なにせ、統一教会の報連相は徹底的に批判しておきながら、自分達は報連相を徹底させているのだから、、、。
その末路は、首謀者の言いなり。自分(親)では判断できず常にお伺いをたてなくては何事も決められないというありさまになるのだ。まさに爆笑もの。
A.T.さんは「批判を受けながらも、原理講論や聖書を読み込むことで、統一原理と文総裁夫妻の価値への理解が深められ、かつてないほど文総裁夫妻を慕えるようになりました。また婚約者や他の教会員が、自分の安全ため祈ってくれていることが感じられました」と教会責任者に語っています。
二か月に及んだ原理講論と統一教会批判が終わった後、家族で会議を行った上でA.T.さんの解放が決定されたとのことです。
同件については、所轄の高井戸署 が行方不明届を受理していました。
行方不明届の受理は、後藤裁判勝訴や国境なき人権、国連自由権規約委員会からの勧告が効いているということじゃないかと思う。
やってることは、情報の遮断と一方的な教え込み。
つまり、批判しているカルトとまったく同じ。
これでおなじみの施錠がされていればそのカルト以上。 反対派(拉致監禁擁護派)が言うところの”マインドコントール”をやっているわけだ。
後藤(民事)裁判で敗訴したから、首謀者(教唆している人物)は、でてこないというところか。罪が生じたら、親の責任てか?卑怯なやつ。
後藤裁判勝訴の後、後藤さんにこう話した。
「勝った。勝ったと浮かれられない。向こうはもっと巧妙にやってくるに違いないから。」
現実、そうなってきたということじゃないかな。
2月11日に出されたアメリカの公文です。
金基勲大陸会長、マイケル・バルコム米統一教会会長そして、マイケル・ジェンキンス氏の連名署名で出されています。
マイケル・ジェンキンス氏は元米統一教会会長であり、ACLCのチェアマンでもあった方です。
現役職のチーフ・ファイナンシャル・オフィサーが企業における監査役あたりになるのか、どのような位置になるのかちょっとわかりません。
普通の公文はバルコム会長の単独署名で出されると思いますので、今回の公文はより強いものと受け取ってよいと思います。
Dear Brothers and Sisters,
親愛なる兄弟姉妹の皆様
We write today about a serious matter related to Hyung Jin Nim's recent sermons delivered at the Sanctuary Church in Pennsylvania, which unfortunately convey many points that directly challenge True Mother's leadership.
我々は、今日、遺憾にも真のお母様のリーダーシップに直接疑念を呈するいくつかの点を伝えるペンシルベニアのサンクチュアリ教会で行われた亨進様の最近の説教に関連した深刻な問題について書きます。
For example, in his sermon of February 8th, delivered to a few but then made available to all on the internet, Hyung Jin Nim announced the dismissal and removal of all current leaders of the Unification Movement, and asked that members elect replacements. He went on to declare that the publication of the Heavenly Scriptures, and many other points of guidance given by True Mother since True Father's Seonghwa were "heretical," and he claimed that he alone has the authority on these and other matters.
たとえば、2月8日の彼の説教でされた内容、インターネット上ですべて見れますが、亨進様は統一運動のすべての現在のリーダーの解任と解雇を発表して、メンバーが後任を選ぶことを命じました。
彼は、真のお父様の聖和の時から、出版された天聖経とその他の真のお母様によって定められた多くのガイダンスは”異端”であり、彼のみがこうしたガイダンスや他の事項に関して権限があると主張しました。
We are confident in True Father's proclamation that first and foremost True Parents are one, and are the eternal subject and central figure of God's providence on earth. We choose to unite with True Mother and to work with whomever she appoints. All appointments by True Parents, including Hyung Jin Nim's, are conditional in that they require the fulfillment of a portion of human responsibility in unity with True Parents. If that responsibility is not fulfilled, then inheritance and blessing cannot come. We humbly confess that we frequently fall short of True Parents' expectations.
我々は、まずはじめにそして最も重要なのは真の父母は一つであり、永遠の主体そして地上の神の摂理の中心人物である、という真のお父様の宣言に確信をもっています。
我々は、真のお母様と一つになって、お母様に任命される方と共に働くことを選びます。
真のご父母様によるすべての任命は、亨進様をふくめ、彼らが真のご父母様と一体であることで人間の責任分担の遂行を必要としているという点で条件的です。
その責任が遂行されなければ、相続し祝福されません。
我々はしばしば真のご父母様の期待にそわないことを謙虚に認めます。
True Mother is decisive, firm and entirely vertical. While she confers and consults with a variety of leaders, she guides and leads our movement centered entirely on our Heavenly Parent, True Parents and the Principle. She is consistently urging us to focus only on those ministries and activities which promise growth and development of our movement, especially through evangelism and tribal messiahship. She is raising a new generation of leaders who can lead our movement into the future, and investing greatly in the education of all our youth.
真のお母様はしっかりした決断力があり、完全に縦的です。お母様が様々なリーダー達と会議を持ち、牧会される中で、完全に我々の天の父母様と真のご父母様、そして原理に基づいてリードし導きます。
お母様は、我々のムーブメントの成長と発展を約束する摂理、特に伝道と氏族メシアのみに集中することを我々に一貫して訴えています。
お母様は、将来の我々のムーブメントを導くことができる新しい世代のリーダーを育てています。そして、すべての若者の教育に甚大な投入をされています。
We, as Blessed Central Families, have faced many challenges since the ascension of True Father. Members of True Parents' own family face the most challenging course. At the same time, we each have our own portion of responsibility. We sincerely urge Blessed Central Families to remain steadfast in our attendance to True Parents. True Mother is right here with us on earth. Uniting with her is the key to receiving God's grace and blessing on our families, our movement, America and the world.
我々、祝福中心家庭は、真のお父様の聖和以来たくさんの問題に直面しています。
真のご家庭はもっとも難しい道に直面されています。
同時に、我々は個々の責任分担を持っています。我々は、祝福中心家庭に対し、不変に真のご父母様に侍り続けていくことを心より強く願います。
真のお母様は、地上でまさに我々と共におられます。
お母様との一体化は、我々の家庭、ムーブメント、アメリカそして世界が神の恵みと祝福を受けるための鍵です。
As we move towards the 2nd Anniversary of Foundation Day, let us all renew our commitment to the love, guidance and authority of our True Parents.
基元節2周年記念に向かい、真のご父母様の愛、指導と権限に対し我々のコミットメントをすべて新たにしましょう。
Sincerely,
Dr. Ki Hoon Kim Continental Chairman | Dr. Michael Balcomb | Dr. Michael Jenkins Chief Financial Officer |
尚、英文が正文です。誤訳の指摘があればお知らせ下さい。
訳は予告なく変更する可能性があります。
<追記>
昨年訪問した際に「近い時期に行います。」と聞いていたが
2015年4月21日にサンクチュアリ教会で享進師夫妻を主礼者とする「祝福(合同結婚式)」が行われるそうだ。
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追悼 増田善彦教授 も合わせて読んでいただけるうれしいです。
統一教会員に対する「拉致監禁問題」に関心のある方には、『「マインド・コントロール理論」その虚構と正体』の著者として知られる 増田善彦教授が2015年2月20日亡くなられた。
個人的にも思い入れがあって記事を書かせていただくことにした。
<米統一教会サイトから引用・日本語訳>
In Memory of Dr. Yoshihiko Masuda
追悼 増田善彦教授
Dr. Yoshihiko Masuda, a professor at the Cheong Shim Theological Seminary, ascended to the Spirit World at his daughter’s home in Arizona while recovering from a stroke. Dr. Masuda was a kind, gentle, soft-spoken man of deep inner conviction. He was blessed in marriage to Yasuko Takahashi in 1977 and is survived by two sons and two daughters.
清心神学大学院教授の増田善彦博士が、脳卒中の療養中にアリゾナの彼の娘宅で霊界に召されました。増田博士は優しく、温和で、穏やかに話す方でありながら、深い内的信念のある方でした。
彼は、1977年高橋康子さんと祝福結婚を受け、そして2男、2女を儲けました。
増田善彦教授
米国の各宗教学会の会員でもあられた。
専門は宗教倫理学と生前お聞きした。
September 4, 1946 – February 20, 2015 1946年9月4日~2015年2月20日
Dr. Yoshihiko Masuda was born on September 4, 1946, joined the Unification Church in Tokyo in 1965, came to America in 1973 and was blessed in marriage to Yasuko Takahashi in 1977. He graduated from the first class of the Unification Theological Seminary (UTS) in 1977.
増田善彦教授は1946年9月4日に生まれ、1965年東京で統一教会に入教しました。
1973年に来米そして、1977年に高橋康子さんと祝福結婚をされました。
彼は1977年統一神学校(UTS)の一期生として卒業しました。
He earned his doctorate at the University of Southern California by writing a thesis on the social implications of Dr. Martin Luther King’s theology. He taught at UTS for several years in the 1990s and worked with Dr. Andrew Wilson (UTS ’78) on the World Scripture project. His most notable work was the Japanese publication of True Love, Absolute Sex and Health (TLASH) based on True Father’s guidance to blessed families. He published several works in English that have circulated including “The 20 Daily Life Habits That Make a Supremely Happy Couple,” a selection of excerpts from TLASH.
彼は、マーティン・ルーサー・キングの神学の社会的意義に関する卒論で南カルフォルニア大学で博士号を取得しました。
彼は1990年代の数年UTSで教鞭をとり、世界経典プロジェクトに関してアンドリュー・ウィルソン博士(UTS’78)と共に働きました。
彼のもっとも顕著な作品は、祝福家庭のための真のお父様のガイダンスに基づく、真の愛、絶対性と健康の日本語出版でした。
彼は「最高に幸せなカップルをつくる20の毎日の生活習慣」(TLASHからの抜粋選集を含む)を英語で発表しました。
Seonghwa Ceremony Information
Dr. Masuda’s Seonghwa will be in Korea in early March. He will be laid to rest beside his beloved wife at the Paju Holy Ground. More information on the Seonghwa day and time will come soon.
聖和式インフォメーション
増田教授の聖和式は3月はじめ韓国であります。彼はパジュ聖地(たぶん坡州元殿じゃないかと)で最愛の妻のそばに埋葬されます。
聖和式の詳細情報はまもなくあります。
昨年、私の拉致監禁体験記「秀 監禁される」を11回に渡って書いた。
渡米後については端折って、話を終わらせてもらったがもちろんその間も空白ではない。
渡米後、増田先生のご自宅に下宿させてもらって私のアメリカでの生活はスタートした。
自宅アパートメントの一室をシェアさせていただき生活した。
そのような縁。
人柄は文中通り温厚、温和、穏やか。康子夫人にも大変お世話になった。
そんな奥様が亡くなられ、そのうちぜひお墓お参りにと増田先生とお話しさせていただたけれど、行けずじまいだった。
結局数年前、奥様のメモリアルサービスでお会いしたのが最後になってしまった。
正直、今の清平にあまり行く気にはなれないけれど、ご夫妻のお墓にはいずれ必ずお参りに行きたいと思っている。
増田先生。ご冥福を心よりお祈りいたします。
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引用はじめ
東(桜田)淳子さんの講話
2015年2月11日(水) 松濤本部
私の名は桜田ではなく東です。桜田淳子の方が有名ですが。
私は、今日こ の松濤本部を訪れまして、涙が溢れてきて仕方がありません。長きにわたって、祈りの精誠が込められている場所でありますから。
私がお話させていただく前に、先輩の皆様のこれまでのご苦労に対して、尊敬と感謝を込めて、ありがとうございました、と申しあげたいと思います。
きょう、私は「自らが天国をつくる者」という題名でお話させていただきたいと思います。
まず、私は、文鮮明先生を再臨のメシアであり、真のご父母様であることを信じ、疑いない者です。
私たち夫婦は祝福を受けてから今年で二十三年目になります。当時、女優として歌手として歩んでおりましたから、祝福を受けることによって、哀れな桜田淳子というような立場に立ったことは事実でしょう。*1しかし、人生の幕を降ろされたのではなく、新しい人生を出発したのだと決意しました。
(マスコミなどから)否定されたものから、新しい出会い、原理のめざすものが何なのかを探す、再出発の時を迎えたのだと思いました。
1993年、夫と訪米した折、真のご父母様にお目にかかりました。
その時、父母様は私に「違う花を咲かせなさい」とおっしゃいました。その後、私は違う花を探す旅に出たのです。それは理想家庭を築くことに他なりません。
祝福を受けることにより、仕事はなくなりました。そんな私を世間は注視しているでしょう。そこで私は、誰から見てもうらやましく見える家庭を築きたいと思ったのです。妻として母としてどう生きるのか。決意と覚悟を持って出発しました。
1993年の映画
桜田淳子さんは助演女優賞を受賞
原理によると、サタン屈服していく過程で、条件が満ちれば奇跡が起こり勝利できるといわれています。100点満点をいただける日を信じてやってまいりました。
教会の内外でさまざまなことが起こると、わが家の玄関のチャイムが鳴りました。(マスコミの取材等)しかし、日常、ご近所の方々とのお付き合いの中で、分け隔てのない生活をしてきますと、近所の方々が私たちの家庭を守ってくださる*2、神様がいらっしゃることを実感してきました。
私は自身の生活の中で基本としていることは、夫に対し妻として従順であろうと思いました。「相手に何も求めない」「愛されたいという望みを置いて、愛することが喜びだ」という思い で生活してきました。*3
あるレポーターは東氏に会って「東氏は正直な人で、上司にしたい人だ」*2と評価していただきました。夫が向上していくのは妻の努めでありますから。しかし結果的に私が高められたのではないかと思います。
原理の教えによると、21年間は意味のある期間であるといいます。私もいろいろなことがありました。秋田に住む兄は教会に反対し、私たちの祝福にも大反対でした。したがって、私たちは実家に帰れませんでした。しかし、2年前、そんな兄から電話があって「助けてくれ」というのです。びっくりしました。母の痴呆症と兄嫁の病気で困り果てていたのです。お土産をたくさん持って帰省し、兄に敬礼したい気持ちで会ってみると、兄は 「感謝している」と向こうから頭を下げたのです。自然に氏族メシアの立場に立っていたのです。*4
私が芸能界デビューした際、お世話になったプロダクション「サンミュージック」の相沢会長との恨がなかなか解けなかったのです。同プロが40周年記念式典に花束を贈ったのに何の反応もありませんでした。私の恨は増幅しました。
2年前、相沢会長が死去しました。葬儀に参列するか迷った私ですが、夫と息子が「行かなければならない」と背中を押してくれました。マスコミが詰めかけている青山葬儀場での葬儀に行きますと、旧マネージャーは「誇りに思う」と言っていただき、会長夫人はじめさまざまな方から「歓迎」をうけました。恨の元凶の会長秘書に「ごめ んなさい」と自分から言葉がでた時、苦しみから解放されたと感じました。
弔問に訪れた桜田淳子さん
人生最大のテーマは人を許すということではないでしょうか。「人を許さねば、人から許されない」のです。
山口県光市で起こった母子殺人事件で、被害者の夫は、恨みを超えたいという気持ちで闘ってこられたのです。シスターの渡辺和子さんは、恨む心を断ち切らないと自由になれないとおっしゃっています。
渡辺和子さん
私は今、夫と三人の子供と一緒です。私は、家族を誇りに思っています。
私が心掛けていることは、夫とは喧嘩をしない。従順に従う。敬語を使う。ということなどです。これを実践すると子供たちも見習うのです。子供は母の言葉を聞いて育つのでしょう。
訓読 祈祷会を行っています。み言葉を拝読し、その後、歴史、社会などさまざまなことを学びあう時間にしています。
PTAの役員を引き受けたこともありました。先生と父兄の橋渡し役になろうと努めました。連絡帳は先生から宝物にしますとおっしゃってもらいました。
私がお産の時、ご近所の人から助けられて自宅でお産しました。さまざまな宗教を持つ人が手伝ってくださり、超宗教的お産というような形でした。
子供のいじめ問題を抱えた婦人から相談を受けたこともあります。かつて、私のある方への励ましの手紙が縁で、その方から紹介を受けたそうです。*2
高倉健さんをご存じでしょう。健さんは愛情深い方でした。父が他界した際、お線香をいただきました 。私が苦闘しながら、映画「お引越し」のロケ中、健さんはお守りをくださり「あの子は大丈夫からと言っておられましたよ」とお使いの方が健さんの気持ちを伝えてくれました。一流の方は違うのですね。森田健作さん、ジュディー・オングさん、遠藤周作さん、吉本隆明さん。挙げれば切がありません。そうした方々からかわいがられました。
み言葉を知っているのに愛のない人、み言葉を知らないのに愛ある人。愛の人格者になることが私たちの目標ではないでしょうか。さすれば、摂理は進むのではないですか。
室町時代の能楽者、世阿弥にこんな言葉があります。
「凡庸な者は形に囚われ、覇気ある者は形を壊す。才ある者は才に溺れる」
この言葉を世阿弥は息子に残したそうです。
これを原理に当てはめると「無私であれ」ということに他ならないのではないですか。
今、真のご父母様は孤独の中におられるのではないでしょうか。では私たちは、ご父母様に似て立派になることがお支えすることではないでしょうか。天国実現は自らがつくるものでしょう。真の反骨精神は自らが立派に生きることでしょう。
ご清聴ありがとうござました。
引用おしまい
*1 才能のある歌手であり、女優でもあった淳子さんが祝福(合同結婚式)を選び、それゆえ、それまで培った仕事を失う。傍目からは哀れかもしれません。
でも、現在の彼女が幸せかどうかその心の在り様は、他人が自分達の尺度では測れないのではないかと思います。
*2 けして好意あるものではなかったであろうマスコミからの取材攻勢、それを近所の人達が守ってくれる。そのマスコミのレポーターはご主人のことを褒める。子供の学校の先生は連絡帳を宝物にしますといい、いじめの問題を抱えた人から相談を受ける。
淳子さんがいや東家の人々が、周りの人達から信頼がなく、不快な存在であったならありえないことではないだろうか。
*3 従順・屈服というのが統一原理の中に出てくる。「カインはアベルに従順・屈服しなければならない。」というような感じだ。従順であり、屈服なのだけれど、あくまで”自然屈服”です。
「俺様にこのような位置、地位があるから屈服しろ」ということじゃない(でも、そんな馬鹿は多いけど)。信頼あっての話、、、東家のご夫婦は良好な関係のようです。
違う花が咲いたなら、歌手、女優とは違っても幸せなこと。
*4 これなんか、エソウとヤコブのお話そのものですねぇ。(反対しているご家族も聖書読んでみて下さいね。)
「天国実現は自らがつくるものでしょう。」「真の反骨精神は自らが立派に生きることでしょう。」そのとおりだと思います。
「教会(組織)が悪い。」あの教会長、責任者が悪い。」
「教会は愛がなく、あの人はみ言葉を知っていても愛がない。」
まぁたしかにその通りかもしれません。
でも、その前に自分はどうなのかと、、、。
で、おまえはどうなの?と突っ込まれそうですが、、、
「我、いまだ木鶏足りえず、、道まだ遠し」です。(ポリポリ)
<追記>25日 午後7時30分 米東部時間
同じく、”淳子さんの講和”を紹介しているブログがあったので紹介。
こちらのブログ主は韓国在住の元食口。最近統一教会やめたそうです。
コメント欄も含め、読み比べてみて下さい。
ブログ 渡る世間は鬼ばかり
統一教会村や統一教会批判告発村には見当たらなかったからこのブログ知らなかったのだけど、ブログ記事のタイトルが一緒でした。
ブログ主さんは、主婦らしいのですが性別が”女の中の男”だそうで、、、。
そうそう、記事を書かれたのは19日なので私より早いです。
あっ!でも、私がこのブログ知ったの今日なので、けして記事タイトル真似したワケではないです。(汗)
とまれ、いろいろ考えていただくのが良いと思うで合わせて読んでみて下さい。
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