在米の統一教会信者秀のブログ 95年8月~96年3月7つの鍵で施錠されたマンションの高層階で監禁下での脱会説得を経験。
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監禁部屋の中では、統一教会と関係のない常識が通じなくなる現象がおこる。
しかも、監禁された時期、場所、関与した牧師が全く異なるケースでも。
何故、おきるのか大いに疑問、謎。
元信者
元信者も監禁部屋に来るようになります。
しかも自分より信仰暦の長かった人達で、中には知っている者もいます。ただ長いだけではなく、いままでに12名伝道したという人もいます。
そのような頑張ってきた人から教会や文先生の罵詈雑言を聞くのは耐えがたいことでした。
牧師のことは大西先生、川本先生なのに文先生のことは呼び捨てです。
これは親も同じでした。
「文はメシアじゃないよッ!!!」まさに鬼の形相でした。
「文はメシアじゃないよッ!!!」
「この大西、川本に指導されるとこうなるのか。」
「他人の大切にしているもの(信仰)について大切に扱うことができない人間になるのか。」と強く思い、深く心に刻まれました。
そして、自分はこのような人達と同じには絶対になりたくないと思いました。
両牧師はどちらかがだいたい1日おきに来ました。
それに加えて元信者が来ました。
一回に2~4時間くらい滞在します。
よくノイローゼにならなかったものだと我ながら感心します。
元信者の一人は、自分が非常識な人間でそれは統一教会に入ったことでそうなったんだと思い込んでいました。一般常識など、親元で過ごした間に身につけるべきものと私は考えます。
復興会としてバスで、日帰りで遊びに行って来たのを彼女は「旅行に行ってきた」と話した。
母は「旅行って韓国にでも行ったのですか?」と聞き
それに対し、「バスで、日帰りで」という話になった。
「へえ~!日帰りで?それが旅行なんですか!」という母。
「自分は常識がないので、、、。」元信者となった。
どうでも良いが「日帰りバスツアー」というのが当時もあったが、彼らはツアーを日本語で一体何と訳すというのか。
当時も日帰りバスツアーはありましたけど、、、
統一教会がいかに非常識かを演出したかったのだろうが、、、、。
もう一人は「夢はアメリカのHighway(高速道路)をビールを飲みながらかっ飛ばすこと。」だそうだ。
さすがにすぐに「アメリカでも飲酒運転はね違法!」とつっこみをいれた。
「統一教会は違法(違法まがい)行為をしていて、けしからん。」と数週間に渡りさんざん批判した矢先、平気で言うのだから心底呆れてしまった。
当然、アメリカでも飲酒運転は”犯罪”だ。
HIGHWAYでの事故で大破した車
正直、まともに話すことに嫌気がした。
元信者だけではありません。
監禁部屋であるマンションの中では親との会話でも常識レベルのことが通用しなくなりました。
例えば、文師は文総裁といわれることがあります。
”総裁とは、組織の長のこと”で、日銀総裁等の使い方をします。
しかし、マンションの中では総裁=(自民党の)総裁=日本国の内閣総理大臣で、いくら「総裁というのは自民党総裁だけではないのだ」と説明しても、総裁とは(日本の)総理大臣のことで文師が日本を乗っ取ろうとしているから総裁と称しているのだということになる。
本当にアホらしい~。
文師の次男、興進氏の自動車事故に関しては、17才だった興進は”無免許”だったという。
その根拠は、なんと(日本の)運転免許取得が18才からだからだという。
「事故がおきたのはどこの国?そこの法律はどうなっているのか?」
全然、ピンとこない。
アメリカ・ニューヨーク州でおきた事故でニューヨーク州法では16才になると運転免許が取れることを説明しても???理解しようとしない。
こんなのを持ち出して、人のことをマインド・コントロールされているなどという。 ほんと、一体どっちがだ。
(この統一教会に全く関係のない一般常識が通じなくなる現象は、我が家特有のことではないらしい。複数の拉致監禁体験者と話をしたが、同様のことがおきている。)
ある時は、ある反対本の中に描写されていた信者が土下座をして信仰を続けることを嘆願する場面を母は嫌味たらしく読み上げ、嘲笑した。
結果的にその脱会してしまった信者が、その時、どんなにか悔しかったことかと思いつつ、嘲け笑う母を見て、絶対土下座などするかと強く誓った。
一週間後、嘲笑した信者のように土下座していたのは、私ではなく母だった。
「教会を辞めてくれ」と言いながら。
時に罵詈雑言、時に泣き落とし。
棄教させるためならなんでもありの状態だった。
監禁され一歩も出られず、罵詈雑言を聞かされる日々というのは大変なストレスである。
私は、ストレスで10KG以上体重が増えた。監禁する側はどうか、買い物等自分の意思で外にでることが出来た母であるが、体重は見るからに落ち、抜け毛が激しくなっていった。
双方ともひどいストレスであったと思うが、決まって親がこれだけ心配してるのだと責められ、自らの意志で外に出ることのできないこちらのダメージについては無視され続けた。
つづく
摩周湖:この湖もカルデラ湖。よく晴れた日の湖面は
「摩周ブルー」と呼ばれる。
バイカル湖についで世界第二位の透明度を持つ。
ご当地ソング♪
霧の摩周湖
COMMENT
様子が目に見えるようです
我が家も似たようなことが多々ありましたが、それでも自分の意志でその環境に居るか居ないかの選択があるかないかの違いは大きいなぁと思いました。
本当にそこから生還されたということはすごいことだと思います。