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在米の統一教会信者秀のブログ 95年8月~96年3月7つの鍵で施錠されたマンションの高層階で監禁下での脱会説得を経験。

   

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Re 驚きの離婚理由


とても暑い日(最高気温で34~35℃)が続きまして、それと月末もありなかなか記事を書く気力がでませんでした。それで記事がまるで「蛍光灯」(死語)のようになってしまいましたが、前回予告も出しているので少し書いてみます。
今回は字だけ、ごめんなさい。

私は出典は明らかにして、できるだけ引用は全文が良いと思っています。
そうでないと、意識してかせずかは別として読者を誤導させかねないからです。


早いものでもう6月ですが、元記事は3月、その批判(?)が5月22日に掲載されたものです。
引用部分が長くなりますが、上記理由で双方記事を引用しながらコメントを添えてみます。
下線、色字、太字は管理人です。




元記事はサンクチュアリ教会のエルダー世界宣教本部長のブログ記事「2世がいて祝福が壊れた場合」です。
全文を引用します。

<引用はじめ>
2世がいて祝福が壊れた場合

問)食口と話す中で、いろんなシチュエーションが出てきました。
①食口の親で、片方が霊界に行っている夫婦。
答)地上界におられる方が、霊界におられる特定の相手と祝福を受けることは可能です。申請してください。
問)②霊肉マッチング 結婚できずに年取った人、結婚が怖い人・わずらわしい人などが、霊肉マッチングを受けたがるようです。
答)霊界の相手が特定されない場合の祝福は、現在のところ受け付けておりません。
それにしても「結婚がわずらわしいので霊肉祝福を望む」と言うのは困りますね。確か1980年代だったと思いますが、「旦那は元気で留守がいい」と言うセリフが登場するテレビ広告が日本にあったように覚えています。最近はそこから更に進んで「旦那は死んで霊界にいるのがいい」と言う女性が増えているようです。韓氏オモニなどが「死んだ亭主を好む女性」の典型のように思えます。お父様の摂理とは矛盾しますね。祝福の相手は、なるべく肉体を持った人を選びましょう。
問)②に付随して、2世がいて祝福が壊れた姉妹の場合、アベルによって助言が異なりました。
答)サンクチュアリ教会では、「あなたはこうしなさい、ああしなさい」とは言いません。出来るだけ多くの選択肢を紹介して、それぞれの選択肢がもたらすと予想される結果を十分説明しますが、最後の決定はあくまでも個人の責任です。
お父様は、祝福の解消(離婚)理由として次の3通りを認められと認識しています
1)堕落、2)離教、3)子供が作れない、などです。尚、サンクチュアリ教会はお父様の摂理の正統ですので、夫婦で一人がサンクチュアリに属し、もう一人が家庭連合に残る場合は、家庭連合に残る方の「離教」とみなすことが可能です。
上の離婚理由の一つ以上が該当する場合、実際離婚に踏み切るかどうかは、夫婦のうち「被害者」にあたる方が決定権を持ちます。
質問者が紹介された姉妹の事情はかなり難しいですね。私がお役に立てるようでしたら、ご本人が直接連絡するように勧めてあげてください。そうでなければ、現在お父様の権威のもとにおられる方に相談されることをお勧めします。
<引用おわり>



上記の記事に対してCOCOAさんが「驚きの離婚理由」という記事を出されました。
こちらも全文引用します。

<引用はじめ>
* ティモシー・エルダーさんのブログより。
《お父様は、祝福の解消(離婚)理由として次の3通りを認められと認識しています。
1)堕落、2)離教、3)子供が作れない、などです。尚、サンクチュアリ教会はお父様の摂理の正統ですので、夫婦で一人がサンクチュアリに属し、もう一人が家庭連合に残る場合は、家庭連合に残る方の「離教」とみなすことが可能です。》
お父様は、いつどこで祝福家庭が離婚しても良いと言われたのでしょうか ?! 私は聞いたことがありません。み言にあれば、教えて頂きたいです。現実問題として、離婚せざる得ない家庭も生じると思います。それは分かりますが、離教の基準が凄いですね。夫婦で一人がサンクチュアリ教会に行った場合、もう一人が家庭連合に残るなら 「離婚OK」 と言うことですから恐ろしいです。私は、このパターンで離婚を言い渡された二世を知っています。この二世と親の、驚きとショックは筆舌に尽くし難いものです。また、顕進会長を支持していると言って、家庭連合から離婚を突きつけられた件など、信じられないような話があります。お父様は、そんな風に離婚することを許可されたでしょうか ? 「子供が作れない」 と、離婚して良いのでしょうか ?! お父様は何故 〈養子縁組〉 をされましたか? ご子女様も 「子供が作れない」 を離婚理由にしてはいけないと思います。
(この地上の全ての人が、同じ宗教でなければならないと宣言しているようなものです。)
<引用おわり>



<管理人>


まず、COCOAさんは上記の記事で出展(引用記事)のリンクを貼りませんでした。
この点は米本さんからもCOCOAのブログのコメント欄で指摘され、同コメント欄でリンクを貼っています。

部分引用だけでは前後の流れがわからず誤読する可能性が予測できます。やはりせめて引用元のリンクくらいは必須であり、米本さんの指摘は極めて妥当といえます。

さて、COCOAさんの記事を読んで(コメント欄のリンクをみて)、エルダーさんの記事を精読した人がどれほどいたかはわかりません。
しかし、COCOAのブログだけを読むとエルダーさん、あるいはサンクチュアリ教会が離婚を推奨しているかのように錯覚しないでしょうか?


その前にエルダーさんは「死んだ亭主を好む女性」の表現について、コメント欄での指摘
「おっしゃっていることはわかりますが宣伝文句の内容といい、死んだ亭主を好む女性と言う表現も冗談ぽく、読んでいて気分が良くありませんでした.s教会が非常に傲慢なところであるという印象をもちます.悲しいです.」

に対して

「私も書いてから「あれはまずかったな」と思っていました。ご指摘ありがとうございます。これからは注意します。」

というように書かれています。
私も読んで、(エルダーさんがとても有能な方であることは疑いようがありませんが、)世界宣教本部長という立場があるのだからこのような表現については慎むべきだと思いました。
これ見よがしに書いている某ブログもありますが、、、。

さて、離婚ですが、
エルダーさんのブログを読んでみるとこう書かれています。

「サンクチュアリ教会では、「あなたはこうしなさい、ああしなさい」とは言いません。出来るだけ多くの選択肢を紹介して、それぞれの選択肢がもたらすと予想される結果を十分説明しますが、最後の決定はあくまでも個人の責任です。」

つまり、選択肢は紹介、選択肢がもたらす予想される結果についても十分説明するけれど、最終決定は各個人に委ねられるということです。

離婚に対する私個人の考えは「当事者の本人同士がよく考えて結論だすべきもの」です。
そして、個々の事情でガラリと様変わりするということです。

<聖書に根拠を求める>

マタイの福音書19章
”19:1イエスはこれらのことを語り終えられてから、ガリラヤを去ってヨルダンの向こうのユダヤの地方へ行かれた。 19:2すると大ぜいの群衆がついてきたので、彼らをそこでおいやしになった。19:3さてパリサイ人たちが近づいてきて、イエスを試みようとして言った、「何かの理由で、夫がその妻を出すのは、さしつかえないでしょうか」。 19:4イエスは答えて言われた、「あなたがたはまだ読んだことがないのか。『創造者は初めから人を男と女とに造られ、 19:5そして言われた、それゆえに、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである』。 19:6彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」。 19:7彼らはイエスに言った、「それでは、なぜモーセは、妻を出す場合には離縁状を渡せ、と定めたのですか」。 19:8イエスが言われた、「モーセはあなたがたの心が、かたくななので、妻を出すことを許したのだが、初めからそうではなかった。 19:9そこでわたしはあなたがたに言う。不品行のゆえでなくて、自分の妻を出して他の女をめとる者は、姦淫を行うのである」。 19:10弟子たちは言った、「もし妻に対する夫の立場がそうだとすれば、結婚しない方がましです」。 19:11するとイエスは彼らに言われた、「その言葉を受けいれることができるのはすべての人ではなく、ただそれを授けられている人々だけである。 19:12というのは、母の胎内から独身者に生れついているものがあり、また他から独身者にされたものもあり、また天国のために、みずから進んで独身者となったものもある。この言葉を受けられる者は、受けいれるがよい」。” 


上記の聖句を元に「姦淫」と同じだという人がいますが、ならば、つづきの聖句を元に生涯独身になるべきであろう。

反統一で知られる村上密氏はマタイの福音書をつかいながらこう書き記している。

<引用はじめ>
姦淫とは、結婚している夫或いは妻が他人と性的関係を持つことである。姦淫はモーセの十戒で禁じられている。~中略~夫から精神的・肉体的に虐待されているクリスチャンの妻は、離婚できないのか。~中略~牧師が牧会上相談を受けた場合、耐え忍んで、未信者の夫を信仰に導いた美談を話す。そして、夫を赦しなさいと説得する。この説得が、精神の破壊、自死に至るようなケースが起きても、それを話すことはない。相談者の人生を本当に考えているとは思えない。
<引用おわり>

つまり、村上氏は「不品行のゆえ」以外の理由の離婚を示唆しているし、その離婚を「姦淫」だと責めてはいない。

さらに面白いなと思ったのは、この一節。

<引用はじめ>
<「神が結び合わせたものを」とあるが、世の中には、相互の愛で結ばれていない結婚もある。主人と奴隷の関係に等しい場合もある。夫が妻を非倫理的仕事に強制的に就かせている場合もある。事実婚もある。これらを、「神が結び合わせ」と言えるだろうか。カルト化教会では、牧師が一方的に結婚を勧める場合が多くある。これを「神が結び合わせ」と言えるだろうか。結婚してから相互の愛が深まり、その結婚を相互が受け入れている場合は良いとしても、結婚生活で苦しみ続けている場合は離婚を認めている。判断に後悔はしていない。>
<引用おわり>

「カルト化教会では、牧師が一方的に結婚を勧める場合が多くある」まあ実名を避けているが統一教会の合同結婚式のことを言っているのは明白。
注目は「結婚してから相互の愛が深まり、その結婚を相互が受け入れている場合は良い」と述べている点。

ちなみに村上氏が関わった離婚の事例はこのような感じだそうだ。
1、夫が妻に対して虐待を続け、子供を虐待に加わらせた。(ママ)
  妻の精神的病は深刻。強制的に引き離してかくまい、後に離婚。
2、夫から首を絞められ、危うく死にかけた。調停で離婚。
3、夫が働いた給料を出さない。また、妻の働いたバイト代を取り上げ賭けごとに使う。協議離婚。
4、夫或いは妻の不貞が続く。離婚。
5、夫或いは妻としての責任の放棄。協議離婚。
6、宗教的理由。裁判で判決後離婚。


殺人未遂、DV、博打、不貞、5は夫婦生活かなが離婚の理由のようだ。
6については「拉致監禁(保護説得)」擁護派は”結婚してから相互の愛が深まり、その結婚を相互が受け入れている場合”の夫婦(子供がいるケースすら)をも拉致監禁し無理やり引き離してきた。また、それを見て見ぬふりをしてきたことを忘れることなかれ。

<堕落>

夫あるいは妻に不貞があった場合、たしかに恩赦があるかもしれないがそれも度というものがあるだろう。1度の過ちであれば再構築の可能性もあるであろうが繰り返す(不貞が続く)のであらば話は変わるし、どの程度まで許すのかはそれこそ他人が踏み込める領域ではない。
ブログからはエルダー氏は「堕落」は離婚理由にでき得ると言っているとしか読み取ることはできない。

<離教>

極めて、分かり易い事例は、「拉致監禁」等で夫婦どちらが棄教した場合。
棄教した方は、信仰を下に決めた結婚を維持するつもりは基本ないのだから必然的に離婚になる。マタイの福音書の熱狂的信者はいつまでも復縁を待ち続けなくてはならないのだろう。
微妙な問題だけれど、サンクチュアリ教会の考え方からすると韓鶴子お母様は「堕落」した立場にある(この場合の意味では「堕落」=「不貞」とはならないと思う)わけであるから、そのような立場から考えた場合エルダー氏の主張するところを理解することはできる。
家庭連合サイドにいる配偶者から離婚届けを突きつけられた例もあるそうなのでどちらも相手側は「堕落」したと見ているということだろう。
大多数の事例は、離婚せず場合によっては”隠れ”になっている状態と推測する。
当事者のいずれかが強硬でどうしても離婚となった場合それを止める術はなさそうだ。


<子供が作れない>

これもとても繊細な問題ですが、具体的例を考えると見えてくる風景もだいぶ変わります。
この事例の典型は不妊を理由に夫もしくは妻が追い出されるというものでしょう。
もし、そうであればいかがなものかと思うのは至極当然だと思います。
しかし、例えば夫婦いずれかに不妊原因が見つかった場合(特に後になって)、その当事者(不妊原因のある方)が強く離婚を望んだ場合はどうでしょう?
当然ですが、教理的にも基本的に相手が養子よりも実子を望むことは理解するでしょう。
それでも、大抵は一緒にというかもしれません。しかしながら、当事者の意志が固ければ離婚もやむを得ないかもしれません。

それから、簡単に「養子、養子」という人に苦言です。
「養子」をだす、もらうというのは簡単なことではありません。
軽々しく言うな!
5人、6人とお子さんがいて経済的に余裕がなかったとしても、我が子を養子に出すなんてできない方もいます。
家庭連合の中でもお子さんができず養子を待ち望んでいるカップルはたくさんおられます。
でも、残念ながら養子縁組に至らないカップルも多いでしょう。
日本なら血縁者以外からの養子をもらうことはアメリカより難しいのではないでしょうか?
そのアメリカとて、弁護士が入り、ソーシャルワーカーが関与(人身売買防止のため)し、養子をもらう方は養子という養うに十分というだけでなく出すほうよりも経済的に豊かであることなど様々な審査を通過、パスしなければなりません。(すべては子供の幸福権のため)

それに子供のことや出す側の精神的ケアを考えた場合、その昔あったような三位基台(祝福の際決められ3組のいずれかに子供ができない場合他のカップルから養子を出す)というようなシステムはかえって問題が多いと言えるでしょう。

アメリカのことしか知りませんが、それゆえサインを交わす書類には”実父母は何時でもいかなる理由でも養子を取り戻せる”という項目があり、法的に定められた権利となっています。
養子を出したけれど精神が不安定になり返してもらうという事例は実際(教会内の事例だけでなく)あります。


いろいろと書きましたが、最後の決定はあくまでも個人の責任に尽きると私は思います。
どの世界(教会以外でも)でもさすがにこれは離婚した方が良いのではと思えるケースがあります。でも、それを最後に決めるのは所謂アベルではなく当事者自身です。
マタイの福音書19章のカルト信者(熱狂的信者)の方に最後に一言。
こだわり過ぎるとまた春川のお嫁さんのような方を出してしまう結果になると私は思いますよ。


家庭連合所属の友人が言っていたなぁ「イスラム原理主義より恐ろしい統一原理主義」
皮肉を込められたこの言葉わかるかなぁ。






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人は見たいところだけ見て聞きたいところだけ聞く

  • by シャボン玉
  • URL
  • 2016/06/04(Sat)17:27
  • Edit
確かに、リンクをクリックして出典先の全文を確認する人がどれだけ多いか、また、先にその内容で説明されると、その語句にだけ目がいくかもしれませんね。
一つの事件、事実でも被害者と加害者では状況説明で言う内容が違ったり、記者によって自分の思いが微妙に加味されていて、どの記事をみるかで雰囲気が違ってきたりします。
受けた感想は人それぞれですが、そう思った、出典先の文章もその部分だけでなく、全体が把握できるようにすることは大切ですね。

統一教会 会員の心得

世界基督教統一神霊協会(以下、「統一教会」という)の会員は、真の愛、真の生命、真の血統の根源である神様と真の父母様を中心とする理想家庭を通して、世界平和を実現するという当法人の目的を達成するため、日々の信仰生活で統一原理の教えを実践し、神様の真の愛の相続と、人格完成と、真の家庭建設を目指します。  
また、統一教会活動に際しては社会的責任を果たし、以下のことを遵守します。

1.会員は、常に「ために生きる」奉仕の生活を心がけ、統一教会の発展だけでなく、公共の福祉と日本の繁栄に寄与し、世界平和の実現に貢献します。
2.会員は、「父母の心情、僕の体」の精神で人格完成を目指し、高い品性、倫理観、道徳観を備え、法令を遵守し、社会の模範となるように努めます。さらに、「家庭は愛の学校」という精神にのっとり、真の家庭を築きます。

3.会員同士は、真の愛と尊敬心をもって相互に信頼しあい、公平かつ真摯に対応し、神様を中心とした真の兄弟姉妹の愛の拡大に努め、人権を尊重します。
4.会員は、自主的に行う個々人の活動に関しては、あくまで自身の責任において実行し、公序良俗に反する行いは厳に慎みます。また、活動上知り得た個人情報の保護に努めます。

5.会員は本心得その他、統一教会の定める規定等を誠実に遵守し、統一教会の発展及び会員同士の共生共栄共義に努めます。
以上 (2009年6月24日発表)

SBS『統一教会信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』

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教会員の献金奨励・勧誘活動及びビデオ受講施設等における教育活動等に対する指導について
真の愛、真の生命、真の血統に基づく真の家庭実現を通して平和理想世界を実現するという当法人の目的を実現するために、より社会的に模範となる運動を一層推進拡大し、更に多くの人の理解と参加を得ていくことが願われています。

これまで当こ法人を被告とする一部の民事裁判等において、伝道や献金勧誘行為に関わる教会員の行為が不法行為と認定され、当法人に使用者責任が認められてきました。そこで当法人としても教会員の活動に対して、以下のような一定の指導基準を設け、指導を進めることに致しました。 つきましては教会員の献金奨励・勧誘行為、及び教会員が自主的に設立・運営するビデオ受講施設における統一原理を用いた教育活動について、教会指導者である皆様におかれましては、以下のような指導基準の趣旨を十分にご理解頂き、指導を進めて頂けますようお願い致します。
第1 教会員の献金奨励・勧誘活動についての指導基準   これまで教会員が信徒会等の活動の一環として献金を奨励・勧誘する際に、家系図等を用い、先祖の因縁ないし先祖解放等を理由に献金の必要性を説くようなことが一部行われてきたようです。

しかしながら、当法人に対する民事裁判においては、このような行為が、目的・方法・結果において社会的相当性を逸脱する不法行為と認定され、当法人の使用者責任が問われてきました。本来、当法人への献金は、『信仰生活と献金』(光言社発行)で説かれているとおり,統一原理を学び信仰に至った結果、自らの自由意思で行われるべきものであり、あるいは、主の路程、及び統一運動を学んでその趣旨・目的に賛同した結果として捧げるべきものです。 そこで今後は以下の事項をこれまで以上に遵守するよう指導してください。   献金と先祖の因縁等を殊更に結びつけた献金奨励・勧誘行為をしない。また、霊能力に長けていると言われる人物をして、その霊能力を用いた献金の奨励・勧誘行為をさせない。
教会員への献金の奨励・勧誘行為はあくまでも教会員本人の信仰に基づく自主性及び自由意思を尊重し、教会員の経済状態に比して過度な献金とならないよう配慮する。 献金は、統一原理を学んだ者から,献金先が統一教会であることを明示して受け取る。 上記1,2,3について教会指導者(地区長、教区長、教域長、教会長)が責任を持ち、教会員の献金奨励・勧誘行為において、教会員等による社会的な批判を受けるような行為が行われないよう指導・監督する。

第2 教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等についての指導基準   これまで、教会員が自主運営するビデオ受講施設等における教育活動等については、当法人とは法主体の異なる信徒会の活動の一環であったため、当法人は教会員の信仰活動の自由の観点からその自主性を尊重し、指導・監督を行ってきませんでした。しかしながら、これまでの民事裁判の判決においては、教会員等が自主運営するビデオ受講施設等において行ってきた勧誘活動について違法性が認定されたものがあり、当法人に対して使用者責任が問われてきました。そこで、今後は教会員が自主運営するビデオ受講施設等における勧誘及び教育活動等についても、以下の事項が遵守されるようご指導下さい。   
勧誘目的の開示 教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等における教育内容に統一原理を用いる場合、勧誘の当初からその旨明示するように指導して下さい。また、宗教との関連性や統一教会との関連性を聞かれた際には、ビデオ受講施設等の運営形態に応じた的確な説明ができるよう、ご指導下さい。 法令遵守(コンプライアンス) 特定商取引法をはじめとする法令違反との批判を受けないよう配慮して下さい。例えば、教会員が自主的に運営するビデオ受講施設等で受講料を徴収する場合には最初からその旨明示し、受講契約書等必要書類を交付しなければなりません。また、勧誘に際しては、「威迫・困惑させた」「不実を告知した」と誤解されるような行為がないよう、注意して下さい。  

以上に関して、皆様のご理解・ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。 以上 2009 年 3 月 25 日 世界基督教統一神霊協会 会長 徳野英治

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