<一部記事の削除および、文末に謝罪を掲載しました。>
やや日刊カルト新聞(以下カルト新聞)が、佐賀大学に
賠償命令が出た今回の判決について記事を出している。
書き手は鈴木エイト氏。
やや日刊カルト新聞
“佐賀大学事件”で大学のカルト対策の正当性を認める画期的判決―佐賀地裁 立場の異なる
”ブログ”なので取り上げてみる。
ICSAでプレゼン中のエイト氏(右)
そういえば、今年のICSAはWashington DCですね。
やや日刊カルト新聞の藤倉主筆 エイト氏の記事によると、佐賀地裁で
「大学のカルト対策」 の正当性を認めた画期的な判決が下された。ということに
なるらしい。
佐賀地裁は、原告の請求額のごく一部を認めたものの、統一教会の所業の違法性を指摘、大学のカルト対策について「大学は学生に対し安全配慮義務を負っている」「霊感商法等の社会問題を起こした統一教会に対して適切な表現を用いて批判的な意見を述べることは社会的相当性を有する」と言及し、大学のカルト対策の正当性を認めたのだ。(カルト新聞記事より引用)
これを見るとエイト氏は判決文を入手している様子だ。
コメント欄で
YOSHI FUJIWARA氏が
「エイトさん、もし、判決文をお持ちなら、是非、全文の掲
載をお願いいたします。」とコメントしてるが、
エイト氏は、
「決文全文の内容をお知りになりたいのであれば、Yoshi
さんと親交のある某ルポライターや某宗教ジャーナリスト、
または統一教会広報局に頼めば判決文を入手できるので
は?」と断っている。
確かに、入手ルートはエイト氏からだけではないかもしれ
ないが、
そんなに画期的な判決なら、ケチらずぜひとも全文掲載し てほしいものだ。 そうでないと私のような人間は、何か不都合なことでも
あるのではないかと勘ぐりたくなる。
それに、後藤裁判の第一審判決の時もエイト氏は
YOSHI氏と挨拶、
笑顔で握手していたじゃない。
判決全文を読まなくては前後文脈はわからない。
しかし、
「大学は学生に対し安全配慮義務を負っている」 「霊感商法等の社会問題を起こした統一教会に対して適切 な表現を用いて批判的な意見を述べることは社会的相当性 を有する」という一文が判決文にあるらしいことがわかっ
た。
また、こう記事では判決文からの引用がある。
「一般に 大学は、学生に対し、在学契約に基づき、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を享受研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させるという大学の目的にかなった教育役務を提供する義務があるところ、その前提として、大学が教育を受けることができる環境を整える義務を負い、在学契約に付随して、大学における教育及びこれに密接に関連する生活関係において、学生の生命、身体、精神、財産、信教の自由等の権利を守るべき安全配慮義務を負っていると解される」
「統一協会やその信者が、霊感商法等の社会問題を起こし、多数の民事事件及び刑事事件で当事者となり、その違法性や責任が認定された判決が多数あることは公知の事実であること、被告(准教授)が特定の宗教の教義等について意見を述べることは信教の自由として許容されること、被告(准教授)は被告佐賀大学の教員として、大学における教育及びこれに密接に関係する生活等において、学生の生命、身体、精神、財産、信教の自由等の権利を守るべき安全配慮義務を負っていると解されることに鑑みると、被告(准教授)が、統一協会の教義等について、適切な表現を用いる限りにおいて批判的な意見を述べることは、社会的相当性を有する行為である」 (カルト新聞記事から判決文からの引用)
前半は、原則を語っている感じ、後半を読むとこんな感じ
だろうか。
准教授が、
「統一教会というところは、いろいろと問題が あるようだし、裁判でも具体的にこういう事例がある。」 「あなたが信仰を続けるかどうかはあなたが決めることだ が、私は統一教会を信仰することに賛成できない。」
と言った、まあ、この程度の意見なら許容されるというこ
とだろう。
それに、この程度のことなら裁判にはならなかったはずだ。
では、森善宣准教授は何をしたのか。
気持ち悪い
セクハラメール*1を女子学生に送っている。
加えて、自分の両親の結婚を
「犬猫の結婚」「動物の世界」 「犬猫の暮らし」「強姦するのと同じ」と侮辱されたのだ。
しかも、この森善宣准教授には
”逮捕暦”がある。
佐賀大学 女子大生と飲食で父親と口論、殴った佐賀大助教授逮捕
2006年10月18日 読売新聞 佐賀県警佐賀署は18日、今年3月、女子大学生の家族に暴力を振るい、けがをさせたとして、佐賀大文化教育学部助教授、森善宣容疑者(48)(佐賀市大財)を傷害の疑いで逮捕した。 調べによると、森容疑者は3月30日夜、同大の当時4年生(26)と飲食し、31日午前0時半ごろ、佐賀市の自宅へ送ったところ、女性の父親(60)に「なぜこんなに遅くなったのか」ととがめられて口論となり、父親と、止めに入った女性の姉(28)を殴るなどして、それぞれに10日間のけがを負わせた疑い。 森容疑者は調べに対し「暴力は振るっていない」と容疑を否認しているという。 佐賀大の長谷川照(あきら)学長は「職員がモラルに欠ける行動を取り、極めて遺憾。再発防止に向けて全力で取り組みたい」とのコメントを出した。
判決で女子学生が、
「秘密裏に録音した行為はCARPが促進していた大学のカルト 対策に対する情報収集の一環」 「被告佐賀大学によるCARP や統一協会に対するカルト対策を 攻撃するための材料を得ることを目的として録音したもの」 と認定しているようだが、森准教授のはっきりいって異常とい
える上記の言動を考えた場合、
その准教授に呼び出され、身の 危険を感じて録音したというのには理解できる。
カスタマーサービスよろしく、「
この会話はサービスの向上の ため録音されます。」的なことを言えれば良いのかもしれない
が、
それこそ余程手馴れないとそんなことはできない。
エイト氏も録音する際はもちろん口上を述べてからですよね。 正直この森准教授、統一教会云々関係なしに、
再犯の可能性す
ごく高いと思う。
2006年の逮捕時に厳罰をかせなかった佐賀大学の危機管理の
甘さがまねいた
国家賠償法適用だろう。
セクハラメール*1
すでに、ネット上にある情報ではあったため、問題なし
と判断掲載しましたが、原告女子学生側にセクハラに関
連する部分に関し非公開との意思があることがわかりま
したので、該当箇所を削除しました。
読者の皆様にはどうぞご理解ねがいます。
原告女子学生、またご両親におかれましては、不快な
気持ちさせてしまったことを陳謝いたします。 ”続々”があるかも、、、ね
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