「秀のブログ」では、この裁判の1審については2014年3月26日に記事にした。
「信教の自由を侵害」 統一教会に3千8百万円賠償命令 札幌地裁
今回の控訴審は、1審判決を支持した内容。
毎日新聞 2015年10月17日 北海道朝刊
違法な勧誘で献金などを強いられたとして、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に元信者が損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(佐藤道明裁判長)は16日、1審・札幌地裁判決に続き、統一家庭連合に対して札幌や東京の元信者3人に計約3850万円を支払うよう命じた。
昨年3月の1審判決は「(旧統一教会による)伝道活動は信者に献金、無償の物品販売活動を行わせるなどして利益を獲得することが目的だったと推測できる。宗教的目的ではなく、不当」と指摘。高裁の佐藤裁判長もこの判断を支持した。
今回の裁判は、元信者40人が世界平和家庭連合(統一教会)に計約1億900万円の損害賠償を求めた訴訟。
37人の訴えについては、「提訴の段階で(3年の)損害賠償請求権の時効が成立していた」などとして1審で訴えを退けられていた。
以下は、
前回の記事から抜粋
40人の元信者は、おそらく徳野通達以前に脱会したものであろう。
今回裁かれた内容は徳野通達以前に起きたものと推察する。
徳野通達後であれば、宗教法人格剥奪もあり得るのだから、教会はもっと大騒ぎのはずだ。
だから、よいという話では全くない!
違法な勧誘とは所謂”正体隠しの伝道”のことだと思う。
たしか、2002年に勧誘時に統一教会を名乗らない”正体隠しの伝道”は違法の判決が確定したはず。
遡及的な批判があれば、異議もあるが、少なくとも2002年以降 ”正体隠し”をしていれば、罰せられるのは目に見えている。
判決全文を読むことはできないので判断しかねる部分もあるが、”信教の自由を侵害した”との認定は真摯に受け止めなくてはならない。
判決は紛れもなく、原告勝訴の判決である。
1つ、記事で解せない点がある。
訴えを起こした37人の訴えが退けられた理由が不可解でならない。
札幌でおこされた訴訟であることを考えると原告側の弁護士はおそらく郷路征記弁護士であろう。
郷路征記弁護士 弁護士事務所のプロフィールを読むとコンピュータが得意らしい。
郷路征記弁護士の著書『統一協会 マインド・コントロールのすべて』は監禁されていたマンションの中で読まされた。
優秀?な弁護士先生がついていながら、何故、提訴段階で損害賠償請求権の時効が成立していたことに気づけなかったのであろうか?
「悔しいのはわかりますが、すでに時効です。」と言って提訴を思い留めさせるべきではないだろうか。
弁護士料だって馬鹿にならないと思うのだが?
しかし、法令尊守してこなかった教会はもっと問題。
徳野通達に対して(教団は)
「通達内容に違反している教会がございましたら、教会名や違反内容をお知らせくださいませ。」というが、
在米の末端信者にどこの教会でどのような違反内容があるか知れ渡るようなら、その時、”宗教法人日本統一教会”は存在すると思えますか?
早速、船橋中央教会がやらかしてしまったようだ。
カルト新聞
「統一教会」を併記しない勧誘手段が発覚、懸念の正体隠し勧誘が現実化カルト新聞によると「1年間は旧名称を併記するように」というのは文化庁の指示。
「聖和3周年直前に家庭連合への改称が許可されたのは奇跡的だった。真のお母様が喜ばれた。改称を聞いたお母様は「日本が希望に見えるね」とおっしゃる。文化庁から1年間併記するようにとの指示があった。」今日もいいことがある!家庭連合教会員のブログ より引用
世界家庭連合の岡村法務局長もこう言っているという。
「文化庁からも、名称変更が正体隠しと受け取られないようにと指示された。」
船橋中央教会は、文化庁の指示とそれに基づく家庭連合本部の指示に違反している。
このようなことを”する”、”させる”、”許す”、”放置する”、”処罰しない”という文化、体質が「拉致監禁」を生み、助長し、正当化させるのだ。腹が立つ!!
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